著：栗又由利子、世良時子（Gakken）
この本のタイトルを初めて目にしたとき、そうか、なんかしっくりくる表現だなと思いました。通常日本語の教科書では、「正しい」日本語を学びます。文法・文型としては正しい日本語を学ぶわけですが、その後、日本の社会の中で学習した日本語を使うと今度は、「なんかよそよそしい話し方だな」とか、「ちょっと硬すぎるんだよね」という印象を、日本人に与えてしまうこともあります。
このテキストでは、「人間関係をよくするためのコミュニケーション」を行うことを目標に、日本で働く様々な立場の外国籍の方にも使える、オフィスワークの表現や工場勤務での表現、日常生活のよくある会話のシチュエーションで使える表現など、様々な場面で使える表現を学習することができます。会話の中で使う自然な表現や便利な表現など、より日本人が自然に話す日本語に近づけるようになっています。お互いに気持ちよく会話を楽しむための素材として、ぜひご活用ください。
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